歯周病

診療時間
10:00~19:00(土日は15:00まで)
休診日
火・祝
キービジュアル

科学的根拠に基づいた歯周病治療。
一本でも多くの歯を残す治療を
実現させています。

当院式・歯周病治療体制

当院の歯周病治療の特徴をご紹介いたします。

確立されたプログラム
確立されたプログラム
根本治療
根本治療の徹底
説明責任
説明責任の徹底
可能な限りの非抜歯
可能な限りの非抜歯
治療後のメンテナンス
治療後のメンテナンス

特徴1科学的根拠に基づいた治療プログラム

当院では歯科先進国も取り入れている歯周病プログラムを取り入れています。
このプログラムを一言でこの処置を表現すると、「科学的に効果が実証されたプログラム」と言えます。

今や歯科医療も進歩し、「歯周病を防ぐためにはどうすればいいのか」、「歯周病になってしまった場合どのような処置をすれば改善するのか」などが科学的に実証されており、その通り行えば、歯周病も防げますし、また歯周病も改善します(重度の場合はケースによります)。

この方式は日本でも広まっていますが、その考え方を忠実に実施している医院はほとんどありません。全体の一部だけを取り入れているのがほとんどだと思います。

具体的には、各種口腔内検査等により、歯周病の状態、歯質の状態、歯周病へのなりやすさなどのデータを取得し、PMTC(専門の機器を用いたプロによるクリーニング)やTBI(ブラッシング指導)、生活習慣改善を併用した患者様独自のオーダーメイドの歯周病治療プログラムを構築していきます。

検査
検査
ブラッシング指導
ブラッシング指導
PMTC
PMTC
フッ素塗布
フッ素塗布
カウンセリング
カウンセリング
生活習慣の見直し
生活習慣の見直し

また、患者様の症状に応じて、骨の状態などをCT撮影により確認し、正確な診査診断に役立てています。当院ではCT撮影による診査診断を無料で提供しておりますので、安心して治療を受けて頂けます。

CT

特徴2歯周病菌の除去による根本治療

歯周病治療の一つである歯石を除去することを「スケーリング」といいます。このスケーリングを「麻酔をされながら」治療をしていただいた経験はありますか?これもほとんどの患者さんは経験がないと思います。

歯周病が進行すると、骨が溶け、歯と歯肉に隙間ができてきます。これが皆さんご存知の歯周ポケットです。歯周病菌はこの歯周ポケットの奥にドンドン入り込んでいきます。つまり、奥に入り込んだ歯周病菌や歯石を除去しなければ根本的な治療は出来ません。

この治療をするにはどうしても痛みが生じるため、麻酔を使って治療を行います。

麻酔をしないで治療できる部分は歯肉の上の部分だけであり、歯周病が進行している場合、いくらそこに付着している歯石をとったところでまったく意味がありません。歯周病が進行しているのは、そのもっと奥の部分なのですから・・・。

歯周病

右の画像を見れば今までお話ししたことがご理解いただけると思います。
ラインが入っている部分が歯肉の上と下との分かれ目です。上の部分は綺麗ですが、下の部分に歯石がびっしりついてしまっています。
この部分をしっかり除去しなければ将来的には抜歯の運命が待ち受けています。

このように本当にやるべき治療が行われていないのが現状です。
歯科医院を選択される基準として、「歯周ポケットの定期検査」「麻酔をしたうえでの歯石除去」の2つをしっかり実施している歯科医院での治療を強くお勧めいたします。

特徴3患者様が納得されるまでしっかりご説明

カウンセリング

歯周病治療は他の治療と比べ、患者さんのご協力が必要になる治療になります。
なぜならば、歯周病は生活習慣病ですので、歯科医院のケアだけでなく、ご自宅でのケアも必須となるためです。

そのため、患者さんにご協力して頂くためには「歯周病に対する理解」と「口腔内の現状理解」が必要です。そこで当院では様々な「情報提供ツール」を活用し、患者さんに納得して頂けるまで説明を行います。例えば、レントゲン画像で骨の状態の報告、デジタルツールを活用した視覚的にも分かりやすい説明、術前術後の状態を写真でお見せする等の取組みを行っています。

撮影中レントゲン写真

特徴4総合治療による可能な限りの非抜歯

治療風景

歯周病が進行すると、「歯がグラグラ」してきます。
これは、歯周病菌により顎の骨がどんどん溶かされ、歯をしっかり支えられなくなったために起こる症状です。そのままにしていると、ある日突然「ポロッ」と歯が抜け落ちてしまいます。

基本的に一度骨が溶けてしまうと元に戻ることはありません。
当院では、可能な限り抜歯を避けるため、「歯周補綴」を行っております。

歯周補綴

歯周病の進行により「グラグラ」してしまった歯を、かぶせ物・インプラント・入れ歯・矯正治療などを駆使し総合的に対処することで可能な限り歯を残す方向で対処する治療法を歯周補綴と言います。

歯周病ステップ1
Step1
歯周病の進行によって骨が溶け、歯の根が露出してきます。このような状態になると歯そのものがグラグラと揺れてきてしまいます。
歯周病ステップ2
Step2
揺れを止める為に、隣同士の歯を連結していきます。そのために、まず、歯を整形して被せ物が出来る状態にします。
歯周病ステップ3
Step3
連結した被せものを制作して被せます。これによって個々の歯は、連結固定効果を得ることができます。

特徴5歯周病治療後の定期メンテナンス

定期メンテナンス

歯周病でない方でも、歯周病治療された方でも、長期にわたって健康なお口の状態を維持させるには、ご自宅でのケアだけでは十分ではありません。その理由をこれからお伝えいたします。

「細菌」コントロールの必要性

歯周病になってしまう主な原因はお口の中で悪さをする細菌です。
つまり、この「菌」を上手にコントロールできればお口の問題は起きません。

メンテナンス後は細菌がほぼいなくなっていると思います。
しかし、この状態は一時的なものであり、時間が経過するとすぐに細菌は増殖します。
つまり、悪さをする細菌が可能な限り少ない状態を保持する「コントロール」が大切になります。細菌をコントロールするためには、ご自宅でのブラッシング以外にも「歯科医院での定期メンテナンス」の両輪が必要になります。

力のコントロールの必要性

人間の咬み合わせは、皆様が思っている以上に変化します。
年齢によるものもありますし、座っている姿勢が悪いだけでもズレしまうこともあります。

噛み合わせが悪くなってくると、歯全体で「噛む」力を分散させることが出来ず、特定の歯に過剰な咬む力が加わることになります。そうすると、その歯が「動揺」することで、歯と歯肉の間に溝ができ、そこに歯周病菌が入り込める環境が作られます。

生じた「溝」の部分は、何もしなければ改善しませんし、その溝に入り込んだ歯周病菌も日常のブラッシングだけでは除去することはできません。つまり、歯周病菌が悪さをする環境が整ってしまう事になるのです。

当院の定期メンテナンスでは、咬み合わせをしっかりと確認し、ズレてしまった場合は適切な調整を施し、歯周病菌が悪さをする環境ができない取り組みを行います。

コラム―歯周病と全身疾患の関係性

これまで歯周病は、お口の中だけの病気と考えられてきました。しかしながら、近年、歯周病が全身にもたらす影響、また全身が歯周病に与える影響についての研究が進められています。関連性が報告されているものとして次のものがあります。

関係性図

歯周病との関連でよく言われるのが、「糖尿病」「心臓病」「早産」です。

糖尿病との関連
重度の歯周病の場合、軽度の人に比べ2年後に糖尿病が悪化している率が5倍高くなります。
心臓病との関連
歯周病菌の作りだす物質が血液中に流れ動脈硬化を起こすのではないかと考えられており、心筋梗塞や狭心症を引き起こす原因となります。
健康な人に比べ心臓病発症の危険率が2.8倍といわれています。
早産・低体重児との関連
低体重児を出産した母親の方が歯周病が進行していたという報告があります。
また、妊娠中の歯周病をそのままにしておくと早産の確率が高まります。

他にも「肺炎」「脳卒中」などとの関連性が指摘されています。
研究が進み、今や歯周病は、お口の中だけの病気ではないというのが専門家の共通認識です。「歯周病=歯を失う」という認識ではなく「歯周病=命にかかわる場合もある」という認識の転換が必要です。

個別相談

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