根管治療

診療時間
10:00~19:00(土日は15:00まで)
休診日
火・祝
キービジュアル

経験と勘ではなく、
ルーペ(拡大鏡)を利用し、
しっかり「目で確認」して
治療する精密根管治療。
他院で残せないと言われた歯でも
可能な限り残します。

院長写真

当院では、先端技術を利用した「根管治療(根っこの治療・神経の治療)」を実施しております。

虫歯が進行すると、歯の神経(歯髄)まで達します。
こうなってしまうと虫歯菌が感染した神経を取り除き、根管(神経が入っている管)を綺麗に清掃してからかぶせ物をする治療を行います。

一見簡単な処置のように思えますが、「根管を綺麗に清掃する作業」は非常に困難を極めます。なぜなら、根管は非常に複雑に入り組んでおり、しっかりと清掃を行わなければ、「痛み」「腫れ」などの原因となり、「根尖病巣」という病気にもなるためです。下の画像ですが、「黒い部分」が神経の入っている管であり、この部分をしっかりと綺麗に清掃する必要があります。

レントゲン写真

従来までは、「肉眼」でこの治療をしていました。
少し考えればわかると思いますが、「肉眼」ではこの細かい部分をすべて確認しながらしっかり作業することは不可能です。つまり、従来法の根管治療とは「勘」や「経験」に頼った治療で、時には再治療そして「抜歯」の選択を迫られることも多々ありました。
しかし、ルーペ (拡大鏡)を利用することで、今まで見えなかったものが見えるようになり、しっかり目で確認しながらの治療が可能になります。ルーペ(拡大鏡)を含め、当院で実施している根管治療の特徴をご紹介いたします。

”院長ルーペ着用写真”

当院の
精密根管治療のご紹介

特徴1治療精度を飛躍的に高める「ルーペ(拡大鏡)」

ルーペ(拡大鏡)とは、その名の通り、治療部位を拡大する機器です。
根管治療においては、どれだけしっかりと問題部位を確認できるかが成功の成否を分けますので、成功率を上げるためには欠かすことができない機材になります。

”ルーペ写真”

下の画像は肉眼の視野とルーペの視野の比較になります。
どちらの方が精度の高い治療ができるかは一目瞭然ですね。

肉眼で見た写真
肉眼で見た場合
拡大ルーペで見た写真
拡大ルーペで見た場合

当院でルーペを導入することにより、「抜歯」という最悪のシナリオを避けられる可能性が飛躍的に高まりました

特徴2一般のレントゲンでは確認できない部位までも可視化するCT装置

CTはルーペ(拡大鏡)同様、治療部位を「見える化」させる機器です。通常のレントゲン(デンタルエックス線写真)でも大まかには判断可能ですが、CTを用いる事で、デンタルエックス線写真では発見できないような微細な病変も発見することが出来ます。

”CT写真”

下の画像はCTで撮影したものです。

”CT写真”

赤丸がついている部分が根尖病巣と呼ばれる問題が出ている部分です。
レントゲンでも根尖病巣の有無は判断可能(ぼんやり黒く映ります)ですが、CTを利用することでレントゲンでは見えない部分も可視化することができ、より一層精密な診査・診断、そして治療が可能になります。

特徴3根管を傷つけず、正確に治療を進めるための「根管長測定器」

”測定器”根管治療をする際、根管内の深さを正確に知る必要があります。
当院ではこの深さを把握するため、根管長測定器というものを利用しています。これは根尖(根の先っぽ)までの距離が非常に正確に計測できる優れものです。

””その他、根管を拡大・形成する装置として、X-Smart Plusという装置も導入しています。この機器を利用すると、ファイル(根管の清掃で使用する針状の器具)が反復回転運動するので、短時間で根管を拡大・形成できます。また、歯質への食い込みを抑えられるので、ファイルの破損を軽減します。

特徴4根管内を綺麗に洗浄・消毒する「EDTA」「次亜塩素酸ナトリウム」

”注射器”

根管治療では、ファイルと呼ばれるステンレス製のヤスリのような器具で、根管内の汚れを削っていきます。

ヤスリでものを削ると細かな削りカスが出るのと同様に、根管治療でもファイルで歯質を削る際にカスが出ます。

このカスにはたくさんの菌が存在していますので除去しなければならないのですが、手用の器具では除去できません。

また,根管内は非常に複雑な形をしており,側枝と呼ばれるファイルが届かない細かい神経の箇所も存在するため,根管内全体をできるだけ無菌化するためにしっかりと根管の形を整え薬液で洗浄することが必要になります。

ほとんどの歯科医院では空けた穴に薬を詰めて入れ替えるだけで,充分に根管の形を整えて洗浄することなく根管治療を終えてしまいます。1度治療して完治したと思っていた箇所が、再度治療を行わなくてはならないのはこのためです。

この問題を解決するのが「EDTA」、「次亜塩素酸ナトリウム」という薬剤です。 専門的な話になりますので詳細は割愛させていただきますが、簡単にご説明をしますと、これらの薬剤は、ファイルで生じた削りカスを溶かし、消毒することで根管内をクリーンな状態にし、病気の再発を防ぐものです。当院では、これらの薬剤を用いて根管治療を行っております。

特徴5再感染リスクを抑える「垂直加圧方式」

神経の管の中にある細菌を綺麗に取り除いた後は、根管の先に薬を充填していきます。このとき、薬を充填する方法には、大きく分けて2つの方法があります。「側方加圧方式」と「垂直加圧方式」です。

”垂直加圧”

側方加圧方式ですと「個体」の状態で薬を詰めていきますので、どうしても根管内に「隙間」が生じやすくなり、その部分から再感染の可能性が高まります。
垂直加圧方式ですと「半固体」の状態で薬を詰め、また、垂直に薬を詰めていきますので、「隙間」が生じにくく、再感染リスクを低くすることができますので、当院では「垂直加圧方式」を採用しています。

特徴6技術を要する「歯根端切除術」の実施

通常の根管治療を行っても症状が改善しない場合は、「抜歯」の選択が一般的です。しかし当院では「歯根端切除術」等の外科処置を実施することで、可能な限り歯を残す治療が可能となっています。

歯根端切除術

神経を取った後の治療(根管治療)がうまくいかなかった場合、根っこの先っぽの方に「膿の袋」ができる場合があります。膿の袋があまりに大きい場合には抜歯になりますが、そうでない場合は、外科的に根尖(根の先っぽ)を切断すると同時に膿の袋を摘出する処置を行います。これを歯根端切除術と言います。

歯根端切除術

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